子供を叱るってどうしたらいいの⁉そして叱られる子供の心はどうなの⁉

子育て

子供が2歳近くになってくると突然、自己主張が始まったり、イタズラが増えたりしてきて、そろそろ「しつけ」を始めた方がいいのかな?

 

なんて考えるママさんたちも多いのではないでしょうか?

 

私も、上の子のイヤイヤ期が激しかった為に、2番目の子はそうはならないようにと、事前に子育て関係の本を読みあさったりしました。

 

そして、その中で得た知識としてイヤイヤ期が始まりかけた2歳頃(1歳半とかもありました)から、きちんと「しつけ」を始めましょう!

 

 

叱る」時はきちんと叱ってあげましょう。

 

というような漠然とした知識を得ましたが、実際にはどうしたら良いのか分かりませんでした。

 

言葉もまだ、そこまで理解していないような年齢の子供に、どうしたらいいのでしょう?

 

そんな疑問を持ちながら、しばらくは分からずなんとなく、本に書いてあった通りに形だけ「叱る」という行為をしてみたことがありましたが、上手くいくはずがありません。

 

子供の事が見えていない状態で、自分もよく分からないままに叱っても子供は叱られて泣くだけ、私はその分なだめるのに苦労するだけ、という変なことになってしまい、失敗に終わりました。

 

そもそも、イヤイヤ期に入った(と見られる)うちの2番目は、「ダメ」という言葉を優しく言っただけでも泣き始めました。

 

伝え方においても、否定的な言葉はどうやら子供はイヤだと感じているみたいでした。

 

 

じゃあ一体、子供を上手にしつけていくにはどうしたら良いのかしら?

 

そんな疑問を持ちながら日々、旦那や友達にも相談しながら色々あの手この手で伝え方を変えてみたりしました。

 

そもそも、「しつけ」とはどういうこと?

そこからまず、よく分かっていない、というのが正直なところでしたが、それもそのはず、かもしれません。

 

「しつけ」というのが、年代によっても少しずつ、理解が違いますし、文化によっても変わってくるものだからです。

 

 

私自身も自分が良いと思う育て方と、うちのじいばあが孫に対する育て方では見ているとちょっと違和感を覚えることも多々あります。

 

そんな中で私が「しつけ」について学び、印象に残っているのは、昔は農村で協力し合って生きて、適齢期になれば親同士の決めた結婚をするような時代があり、その時の「一人前の大人」像が、集団生活で生きていける協調性と、年長者の言うことを従順に聞いて受け入れられるような器を持たせる、というような内容でした。

 

 

でも現代はどうでしょう?

 

 

協調性や年上を大事にすることだけでは物足りなさがつきまといます。

 

会社でも今はリーダー性や独創性が求められたりする時代。

 

そして自分自身で道を切り開く強さも必要です。

 

自分の頭で考え、判断するチカラ。

 

これからますますグローバルな時代が来ます。

 

協調性は基本的には大事なことですが、協調性よりも自分のしたいことに夢中になるような子の場合、親はそれを「皆に合わせよう」なんてことで終わらせるのもどうなのかな?なんて考えちゃったりします。

 

これから先、その子は自分の道を自分で見つけなければならないのに、夢中になれることを遮られ続けた結果、自分のやりたいことが分からない青年に育ってしまうかもしれません。

 

では「しつけ」や、「叱る時」のポイントはどうなるのでしょう?

まず「しつけ」に関しては、基本的にその子がこれから先、学校や社会で生きていく為に困らない、最低限の事を教えてあげたらいいというのがどの教育論においても大体共通している事でした。

 

 

そしてその時、基本姿勢として大切なのは「子供をママの物差しで測らない」ことです。

 

どんなに余裕がなかったとしても、自分の物差しを押し付けた上で「考えなさい」と立ち去るのではなく、一度立ち止まり、目の前の子供の立場に立とうとする努力をすることが大切です。

 

そしてその時に、子供の目の高さに座って、じっと優しく見つめて対話をすると、子供と気持ちが通じやすくなる、というのが私の実感です。

 

実をいうと、私も少し、親には「変わった子」だと言われて育ちました。

 

ただ、基本的には親は私のことを認めて、行きたい方向に行きなさい、という方針だったので私もだいぶ、のびのびと育ててもらいました。

 

それでも、成績のことに関してだけは、私の学校での順位が落ちると厳しく叱られ、だけどそれについて共に考えてくれるわけではなく、結果を見て非難されたり褒められたりしていたので、私の心はとても苦しかったのを覚えています。

 

「親に叱られる」ということは子供にとって非常に大きな影響があります。

 

だからこそ、叱らなければいけない場面に立ったときには愛情と分かりやすい説明で理解させてあげなければなりません。

 

話がちょっと膨らんじゃいましたが、今、記したような「いろいろなタイプの子供がいて、親は正しくその子が持っている特性をまだよく知らない。」という状態の、

 

幼い子供を育てているときに、子供を「しつけ」る最低限のポイントは

 

・人や自分を傷つけようとする

 

・危ないことをしようとする

 

・周りの人にとって不快・迷惑なことをする

 

といった事ではないでしょうか?

 

そのときには「叱る」という形で厳しい親の愛情を示し、叱った後は子供が誤解しないように抱きしめて「愛している」ということを伝えるのが良いと思います。

 

なぜなら、ニュースなどで知る平気で人を傷つけることをするような子に育ってしまった子の背景には「親の愛情」と「人として正しいこと」を教わらなかった、という内容が共通して見えて仕方ありません。

 

のびのびと基本は育てながら、最低限、他人と、自分のことを大切にできる心を育てることが大前提です。

 

我が家でも、私の心が定まってからは、二人の子に対して「叱る」ことがぐっと減りました。

 

子供の行動を公平な目線で見ていると、実はそんなに叱ることは無かったんだな、と今は感じます。

 

「叱る」よりも「冷静に教えてあげる」行為の積み重ねがつまりは「しつけ」になっているんだと感じる今日この頃です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました