兄妹育児で苦労するママさんへ。私の奮闘記をご紹介。

イライラ

下の子が産まれてから上の子が赤ちゃん返りして困っているとか、

上の子が下の子を叩いたりいじめたりして悲しい、

とか、兄弟げんかが激しすぎて手に負えない、

とか、兄妹育児について困っているママさんって割といますよね?

 

そして兄妹育児って、上の子優先ってよく聞きませんか?

 

私も兄妹育児が上手くいかなくて困り果てて、子育て専門に相談を受けてくださる方に申し込んでみた事がありました。

 

しかし、やっぱり帰ってくる言葉は「上の子優先」で、

やり方も教わりましたが、なかなかしっくりきませんでした。

 

なぜなら、目の前で下の子が泣いていたら、

どうしても下の子に手を差し伸べたくなります…

 

それに、上の子優先と、上の子を甘やかしているのでは?の感覚が入り交じって、やり方がイマイチ分かりませんでした…

 

試行錯誤しながら、上手くいかない兄妹育児が長く続いたある日、ついに、その分からなかった感覚が、なんだかふっと、

自分の解釈として腑に落ちた日がありました。

 

せっかく掴めたこの内容を、私と同じように「上の子優先」の

感覚がイマイチ分からない方にも是非シェアしたいと思い、

ここに綴ります。

 

兄妹育児で大変なママと、兄妹の上の子になった子供たちに、

今よりもっと笑顔が増えることを願って。

 

イヤイヤ期を過ぎたからって、赤ちゃん返りは終わらなかった!

うちの場合、年子の兄妹なので、下の子が生まれた時、

上の子はまだ、赤ちゃんを終わりきれていないような年齢でした。

 

毎日どうしても手のかかる、産まれてまもない赤ちゃんの為に、

上の子はお婆ちゃんやパパにお願いする事が多くなり、

流石に可哀想だと上の子を優先する意識で最初のうちは

私も取り組んでいました。

 

しかし、月日を重ね、下の子にも表情が出てきて、

ハイハイをするようになり、離乳食を食べ始めて、

ますます手が掛かるようになると同時に、

上の子はオムツも外れて、少しずつ出来ることも増えていき、

だんだんとお姉さんらしく私の目には見えてきました。

 

そうなると、私の意識が知らず知らず変わってきてしまうんですね、

 

困ったことに。

 

もう一人で出来るよね?

妹に優しくできるよね?

ご飯は自分で食べてね…

 

可哀そうに、上の子に対する私の要求はひとつずつ増えていきます。

 

そんな時にちょうど、上の子はイヤイヤ期に突入し始めました。

 

あれもイヤ、これもイヤ、何かにつけてイライラしているような

上の子の様子。

ワガママもエスカレートしていく日々。

 

私は一旦、兄妹育児を上手くいかせようという気力を失いました、大変すぎて…

 

上の子の、イヤイヤ期が終わればきっと、

もう少し上手くいく、はず!

そう願いながら、なんとなく、やり過ごしながら、なんとなく、掴めない上の子優先をやってみたり、やめてみたりしながら…

 

それから月日は過ぎていき、上の子の言葉も上達してきて、

意思疎通が少しずつ上手くいき始めました。

 

そうすると、突然かんしゃくを起こして泣きわめいたりすることが減ってきて、私は上の子のイヤイヤ期が終わってきたのを察知しました。

 

しかし、なんでかな???

 

「〇〇ちゃん(妹)のこと、好き?」と聞くと

「嫌い!」の回答(-_-;)

 

下の子が抱っこをせがんでくると、

われ先に抱っこを要求する上の子…(-_-;)

 

ご飯も食べさせて!

 

着替えなさい→ママがやって!と寝転ぶ…(-_-;)

 

あれ?イヤイヤ期は抜けてきたっぽいのに、

 

赤ちゃん返りが終わらないぞ?

 

今更ながらやっと向き合えた上の子の気持ち

私は兄妹育児、ということで、上の子優先、上の子優先、

と思いながら、しかし気持ちの部分では上の子をちゃんと

見つめていなかったのではないか?

ということを真剣に考え始めました。

 

ただただ、イヤイヤ期だから大変だと思っていた。

 

年子育児だから振り回されていると思っていた。

 

この時期さえ抜けてしまえば何か勝手に明るい兆しが見えてくると思っていた。

 

でも、考えてみれば、それは全て、私側からの視線。

 

子育てを上手く回したい、私側からの希望。

 

上の子供のこれからの未来とか、それに対して影響を与える

であろう親と子との関係について、きちんと見つめる、

という視野を持ち合わせていなかったかもしれない、

ということに気付き始めました。

 

そして、自分自身が上の子の立場だったら?と考えてみたときに

初めて、「ああしてほしい」「こうしてほしい」というイメージが見えました。

 

それは例えて言うなら、自分が「旦那さんにしてほしい態度」で

あり、それはイコール「愛しています」という表現に過ぎなかった、ということが鮮明に分かりました。

 

その日から、私は早速その内容を実践してみようと、

まず上の子の表情をよく観察したり、話しかけてくる内容に

よく耳を傾けたり、一緒に笑ったり、遊んだり、これまでよりも

心を向けて、取り組んでみました。

 

そうすると、上の子の機嫌はすこぶる良くなり、

私に何度もチューしてきたり、「ママ大好き」と言ってくれたり、下の子を助けてくれたり、お菓子を分けてあげたり、

私が何も言わなくても、自分で考えた上で、私から見ても

望ましい行動をし始めました。

 

ごめんね、今まで。

私は上の子に本当に悲しい、寂しい思いをいっぱいさせて

きてしまったのかもしれない。

 

大変だ、大変だ、イライラする、ストレスたまった…

そんな自分のフィルターで、目の前の愛おしい我が子の

「愛してほしい」サインをたくさん見て見ぬふりを

してきてしまったのではないか?

 

そしてそのイライラは子供に伝染してしまっていたのではないか?

 

私は深く反省しました。

 

そして絶対にこの感覚を忘れないようにしようと思いました。

 

気づくのは遅くなったけど、気づけて良かった。

 

私は「兄妹育児」や「上の子優先」という言葉にばかり

踊らされたために、自分自身で考えてみたり、

観察してみたりすることを忘れてしまっていました。

 

でも、うまくいった内容はとてもシンプルで、

相手(子供)のことを、自分に置き換えて考えてみる。

 

ただそれだけのことでした。

 

人間関係において基本的なこと。

 

相手の立場に立って考えてみる。

 

それは相手が幼い子供でも、一番上の子でも、二番目の子でも、

同じこと。

 

ただただ、相手を尊重するという姿勢。

 

子供は親の姿を見て育つといいます。

 

それならば、ママが子供に対する態度で、結局は子供も学び、

兄妹やお友達に対して同じように接するようになるのだと、

今更ながら、改めて気づきました。

 

 

子育てが大変で、私と同じように迷路にはまってしまった

ママたちへ。

 

もっと肩の力を抜いていいと思います。

 

子供と笑って生きていけば、子供は勝手に成長します。

 

子供は親が思うよりもずっと、ちゃんとしていますよ(笑)

 

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