日々の育児お疲れ様です。睡眠や食事はとれていますか?
どうして泣いているのかわからない赤ちゃんを前に心の休まる時間が少なく、疲れの取れないママさんも多いのではないでしょうか。
私自身も産後1カ月が過ぎた頃、よく聞くマタニティブルーになった経験があります。
今回はその経験談とともに、多くの妊婦さんや産後ママが陥るマタニティブルーについてどのようなものなのかをご紹介したいと思います。
・産後すぐはハイテンション
出産を終えて間もなくは、とても元気だった私。
慣れないお世話は大変だけど赤ちゃんはかわいいし、陣痛を乗り越えて、母子ともに問題なく出産を終えられたことにそれなりの達成感があり、今思うと産後すぐはちょっと興奮状態でした。
実家と家の距離は車で1時間程度とそう遠くないのですが里帰り出産だったため、退院後産後1カ月は実母に協力してもらいながらのスタートで、自分でもかなり恵まれた環境だったなと感じます。
母も待ちに待った孫にメロメロで、積極的にお世話に参加してくれていてかなり助かりました。
とても暑い夏だったので、外にほとんど出ることなく過ごしていましたが父と母もいてくれるし、週末には旦那も赤ちゃんに会いに来てくれていたので1ヶ月は赤ちゃんのお世話に集中しながら賑やかに楽しくすごしていました。
1ヶ月検診を終え、旦那のお休みに合わせて予定通りの帰宅となりました。
たった1ヶ月とはいえ、始めよりはお世話もスムーズにできるようになってきていたし少し自信はついてきていたものの、これからは大半の時間を赤ちゃんと2人きりで過ごすと考えるとやっぱり少しドキドキしました。
帰ってきていざお世話が始まると、授乳やオムツ替え、沐浴などとバタバタしているうちにあっという間に時間が経ち、自分の食事は適当に済ませて、赤ちゃんのお世話と基本的な家事をこなすので手いっぱいという状況。
夜間の授乳で睡眠もままならず、暑さも相まってどんどん食欲が落ちてしまいました。
母乳育児だったので、食べない訳にいかないと思いながらも、何か作って食べるほど気力が出ないのです。
実家から戻って2週間程経った頃には元気が出なくなり一人で赤ちゃんと過ごす時間が心細く感じるように。
食欲もない状態が続いていたしその頃からすでにちょっとおかしかったのですが、寝不足だし軽い夏バテだと思い、堪えて過ごしていました。
・突然訪れた、赤ちゃんと二人きりの不安感とプレッシャー
私の旦那は3交代制の勤務で夜勤で夜にいない週があります。
その日は、帰宅してからはじめての夜勤の週の直前でした。
立て続けに2、3日、赤ちゃんが夜中までまったく寝てくれず、寝不足もピークに達していました。
そんな状態で、旦那もいない家で夜中赤ちゃんと2人きりで過ごす事を想像して、なんだか怖くなってしまったのです。
「次の夜勤の週、実家に泊まりに行ってもいいかな?」と、私は旦那に相談。
ところが赤ちゃんと私が戻ってきて、まだひと月も経っていませんでしたし、「せっかく戻ってきたのに、また実家帰っちゃうの〜?」
という感じで、軽く不満そうな答え。
その答えを聞いたところで、自分でもよくわからないままに涙が溢れてきてしまいました。
旦那も突然泣き出した私にびっくり。
泣きながら、ここ数日まともに寝られていないこと、まともに朝昼食事がとれていないこと元気が出ずに辛いことを説明すると、旦那もようやく事情を理解できてそのまま準備を手伝ってくれて再里帰りとなったのでした。
自分でも突然号泣してしまったことに驚きましたし、このまま調子が優れないままだったらどうしようと不安になりましたが、戻ってきた私をやさしく迎えてくれた母が「産後は誰でもメソメソする時期があるんだよー!」
と笑い飛ばしてくれたので半泣き状態ながらも、そういうものなのか〜と少し気が楽になったのを覚えています。
後から自分でも色々検索してみて、これが噂に聞いていたマタニティブルーなのだなとわかりました。
・マタニティブルーとは?
マタニティブルーは、産前産後のホルモンバランスの乱れや不規則な生活から精神的に不安定になってしまう状態のことです。
1番の大きな原因はホルモンの影響で、自分でもよくわからないままイライラしたり悲しくなってしまったり、不安が大きくなって辛くなったりしやすくなります。
だいたいは一過性のもので、ゆっくりと体を休められればいつのまにか良くなりますが、無理をして頑張りすぎてしまうと、産後うつに発展してしまうこともあります。
産後うつについても、病院で治療を受けて薬で治るものなので心配はいりませんがあまり長期間不調を抱えたまま子育てに向き合うのはつらいですよね。
・できることなら、早めにSOSを!
私は早いうちに旦那や母に相談できてよかったなと思います。
そのあとまた1カ月実家でお世話になってしまいましたが、その後は寝不足は続きましたが、謎の不安感やつらさに襲われることはなくなりました。
なかなか状況的に簡単に誰かのお世話になれない、という方も子育て支援センターや出産でお世話になった病院に、今の状況を相談して話を聞いてもらうだけでも解決策を一緒に考えてくれますので、一人で耐えるよりは、今の自分の気持ちや状態を誰かに吐き出してみてください。
マタニティブルーはずっと続くものでは決してないので、つらい時には早めにSOSを出して、どんどん周りに助けてもらいましょう!
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